メンタルマネジメントの歴史
現代社会ではモチベーションの低下や鬱といった心の問題が多くなってきています。
企業においても職場環境を改善して社員の心を満たし前向きに仕事に取り組む組織を作ることが大きな経営課題となっているところが多いのではないでしょうか?
しかし、これは何も企業や社会だけの問題ではなくなってきているようです。
このブログはスポーツ界で用いられるメンタルマネジメントについてお話していこうと思っています。
このメンタルといったことでいえばスポーツ界がよくこの「メンタル面の強化」といったように、メンタルに注目していることがよくわかります。
しかし、日本でのメンタルマネジメントの歴史は浅いのが現状です。
スポーツ界でのメンタルマネジメントの歴史と深くかかわりがあるのが4年に1度開催されるオリンピック。
1950年代に旧ソビエトのスポーツ選手へメンタルマネジメントを応用したのが始まりとされており、その成果が報告され、メンタルマネジメントは1976年のモントリオールオリンピックを境に世界各国へと広がりを見せたそうです。
しかし、新しいものが取り入れにくいというか、新しいものを嫌う風習のある日本ではこの各国のメンタルマネジメントの成果を目の当たりにしてもなかなか実践に移すことができなかったようです。
そして、ようやく1984年ごろからメンタルマネジメントの研究や応用がスタートし、ソウルやバルセロナといった近年になってようやくメンタルマネジメントの重要性が認識されるようになってきたのです。