サークル・オブ・エクセレンスの手順
NLPを応用したメンタルマネジメントの方法の一つが「サークル・オブ・エクセレンス」だと前回ご紹介しました。NLP(神経言語プログラミング)のサークル・オブ・エクセレンスは、プレゼンやスピーチなど人前で話す場合に、大変有効なテクニックです。今回はメンタルマネジメントの方法であるサークル・オブ・エクセレンスの手順をまとめておきましょう。
(1.)自分が持っている能力やリソース(資源)を存分に発揮している状態を頭の中でイメージします。具体的に「こうなれたらいいな」という望ましい状態を想像します。この状態を、「エクセレントステート」と呼びます。
(2.)自分の目の前にサークルをイメージします。このサークルを、「エクセレンスサークル」と呼びます。
(3.)エクセレントステートをもう一度イメージして、目の前のエクセレンスサークルの中に入ります。
(4.)エクセレンスサークルの中で見えるビジョン、音、感覚などを感じます。
(5.)充分に体験したら、サークルの外に出て、一度感覚をリセットします。
(6.)再びサークルの中に入り、すぐにリソースフルな状態、エクセレントな状態になれたか確認します。
(7.)何度か「(5.)→(6.)」を繰り返し、体験を強化します。
(8.)サークルから出たあと、いつでもエクセレンスサークルが出し入れできるよう、特定の動作を決める。
つまり、サークル・オブ・エクセレンスは何度もイメージの中で成功体験を繰り返すことで、ポジティブな状態を機械的に創りだすことを目的とした行動です。様々な場面で応用が利く方法なので、是非ご自身でやってみてください。