閑話休題~マネジメントとコントロール

”マネジメント”というキーワードが注目されています。使われ方次第でいくつもの意味を持ちますが、日本語では「経営」とか「管理」といった意味で用いられることが多いように思います。

”セルフ・マネジメント”といった場合には、自己管理といえますし、単に”マネジメント”といった場合には経営と使い分けられているように思います。

似たような言葉に”コントロール”があります。こちらも管理という意味がありますが、マネジメントとコントロールの違いとは何なのでしょうか。

ニュアンスの違いを”企業活動”で簡単に説明してみましょう。企業活動ではマネジメントというと、経営と解釈されますが、つまり『何をなすべきか』ということを考え、社員、社会に表明すること、サービスを提供することです。

対して、コントロールとはその『何をなすべきか』を具体化し、その活動が正しく行われているか管理することです。

マネジメントが、”do right things”で、コントロールが”do things right”という言い方をすると、お分かりいただける人もいるでしょう。マネジメントはビジョンであり、方向であり、戦略。コントロールは合理化であり、規模であり、戦術。こんな風にもいえるかもしれません。

マネジメントとコントロールは企業にとって成長のための両輪であり、いずれか一方では明るい未来はありません。コミュニケーションセミナーを活用して、マネジメントだけ、コントロールだけになっていないか日頃から自省していく必要がありそうですね。